「選ぶ側」と「選ばれる側」

不動産会社は、全国に凡そ30万社程度あるそうです。こちらがそうでしょうか。地域については、大都市圏の割合が多いでしょう。そして、不動産流通会社は、需要に対して飽和状態と言っても差支えないでしょう。
「選ぶ側」と「選ばれる側」このことを、いつも考えています。当社がお客様に選ばれる理由があるだろうか。他社との違いはあるのだろうか。
仲介手数料無料サービスについても、インターネット上では、溢れかえっています。新築一戸建てを取り扱う不動産流通会社も多いです。経営者とは、時に孤独なものでもあります。特に中小企業においては、組織と呼べるようなものがないので、経理、電気代から、売上、収入まで、全てをこなす必要がございます。毎日があっという間に過ぎてゆくのですが、少し、本を読んだり、こうして、ブログというものを書く時間がある時は、ふと、我に返ると申しましょうか、夢想といいましょうか、贅沢かもしれない時間が頂ける時がございます。
不動産会社を21年経営して参りましたが、未だに、答えが、こうはっきり出ない。それは、「選ぶ側」と「選ばれる側」の意味なのであります。
どの営業会社も、当社が一番!よろしくお願いします! ということでございまして、当たり前と言えばそうなのですが、正直申し上げて、私としては、どの会社もそんなに違いはないのではないかと、もちろん当社も含めてということでございます。
絶対的に「選ばれる理由」そうですね、発明、発見というような、特別なものはないのですね。宅地建物取引業法という枠の中で、各社営業をしていますので、決定的な違いということはないのではないかと思うわけでございます。
なので、自己主張の連続ではなく、あくまでも「選ばれる側」であること。たとえ、どんなに不況になっても、不動産会社が全てなくなってしまうことはございません。衣食住を扱う業種ですので、必ず、いつの時代でも需要はございます。そのような中で、会社が存続するには、やはり「選ばれる側」なんだという気持ちが必要だと思うわけです。
幸い、不動産流通、仲介業は、成功報酬ですので、どんなに経費がかかっても、成約しなければ報酬はいただけません。つまり、「先義後利」という商いの精神を貫くことができるという訳でございます。「先義後利」という言葉は素晴らしいですね。言うは易く行うは難しで、つい、愚痴がでてしまうこともしばしばですが、たまには、あらためて肝に銘じようという次第であります。